よくある質問
お金・税金に関するご質問
- 美容室の開業スタートは個人事業・法人どちらがいいでしょうか。
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よほどの事情が無い限り個人事業からのスタートを提案しております。消費税の免税期間の有効活用等、法人設立・維持コスト等などの優位性があります。
しかし、根本的な部分から言って個人事業から起動に乗り法人への進流れを経験しそれぞれの時代を楽しむ事が将来大きく飛躍する事につながると思います。
個人事業を飛ばしていきなり法人とは少し拙速で個人事業を経験しない事はもったいないと思います。
- 何名で開業したらよいですか?
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開業する方のパターンとして
- ひとり美容院
- ご夫婦美容院
- 雇用美容院
- 共同経営者美容院
- 面貸美容院
などという括りができるかと思いますが、この質問では従業員を雇用して開業するパターンを前提としてお話します。
物件や内装プランが決まっている方は席数など検討材料に入れる必要があります。漠然と考えているなら「何名でもいいです」とお伝えしています。
美容業は労働集約型の業種で、売上を上げるには人に頼らなければいけない業種なのです。
いい人が一緒に働いてくれるチャンスがあるのなら雇用しましょう。店構え・ブランドより人に魅力や信頼を感じてお客様が集まります。
人を決める→物件内装を決めるという流れがいいような気がします。
- 売上の管理はレジシステムを入れた方がいいですか。前のお店は手書きでやっていたのですが?
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レジシステムは入れるべきでしょう。
この様な質問が出てくる方はコスト面もあるのでしょうが、前のやり方がやりやすく手っ取り早いと考えているようです。
開業することは経営することです。経営をするという事は商売の予測や結果を分析するという事です。スピード・正確性・利便性が手書き管理とシステム管理では格段に違ってきます。
私自身もパソコン普及時代・スマートフォン普及時代を過ごしてきたおじさんですが今から思うと使わないという選択肢など考えられません。
途中からだと大変なので初めからレジシステムを使用しましょう。どれがいいとはこの文章では遠慮しておきますが、簡単で安価なものが沢山ありますので調べてみてください。
- フリーランス美容師の税務調査はどんな感じで進むのでしょうか?
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~調査当日の対応~
税務調査官はむやみやたらに調査に入るわけではありません。何等かの目星をつけて調査に来ます。
例えば所得金額が実際に生活できる金額ではないとすると、必要経費が 適正に計上されていないとか、売上が過少計上である可能性がある場合等が挙げられます。
当日の流れとしては、調査官にもよりますが最初はブッチョウズラで”怖い”と感じることもありますが、臆することなく、隠し事せずに正々堂々と真摯に対応しましょう。最初は業務内容のヒアリングです。
所属していた会社、店舗、期間、勤務体系(雇用orフリーランス(面貸)、報酬体系(給与or歩合制)など、結構、細部まで聞かれます。
売上については「レジのシステムの種類」や「支払われている金額の算定方法(売上 の○○%)」、「日払いor月払い」、「現金or振込」などが」聞かれます。経費については、基本的に「帳簿」を基に調査します。
その中で不明点があればヒアリングや証憑(レシート等)を確認します。「これは業務(仕事)に関連するか」、「この按分方法の基準は何か」など、こちらも細部まで聞かれます。税務調査は事前連絡があり、事前準備ができます。
そして、「臆することなく、隠すことなく、正々堂々と」対応すること。これが肝要です。
最近、フリーランス美容師の税務調査が増えていますので準備しておくとよいでしょう。
スタッフの雇用や働き方に関する質問
- 社会保険に入りたいのですが、どうすればいいですか?
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ご自身で最寄りの年金事務所で加入手続きを行うことで社会保険に加入することができます。
ただし、手続きには諸々書類の作成が必要であったり、添付書類を自分で調べて準備する必要があるため、想像以上に手間がかかります。
もし自分で手続きをすることに不安があればお気軽にご相談ください。費用は加入人数によりますが、30,000円(税抜)より承ります。
- 歩合給の割合が高く、社会保険料が高くなりますが、どのように保険料を計算すればいいですか?
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美容室の多くが売り上げに応じた歩合給を採用しています。
社会保険加入時に質問があるのが「歩合給を含まないで社会保険料を計算できないか?」という内容ですが、社会保険料を計算する場合は、歩合給も当然に含みますのでご注意ください。
- 自社サロンが社会保険に加入した場合の社会保険料の試算を事前にしてもらうことは可能ですか?
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はい、大丈夫です。
社会保険料の試算を行う上、加入予定者の生年月日、給与額等を教えていただけると正確に計算します。また社会保険加入に関しいろいろ不安なこともあるかと思いますので、その場合は過去の経験などをもとにアドバイスいたします。
- 初めて就業規則を作成するのですが、お願いした場合どのような内容でどのくらいの料金がかかしますか?
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サロンの場合には、労基法で作成が義務付けられている就業規則とは別にスタッフが理解できる内容を別途作成しています。
作成期間は一週間に1回のご来社頂き、最大6回程度で完成をさせます。サロンの場合は労働時間と残業代の支払い方を決めることにそれなりの時間を割きます。料金は350,000円(税抜)~となります。
- 残業代であとで訴えられると困るのですが、毎月固定額を残業代として払う形にできませんか?
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はい、可能です。
固定残業代を採用しているサロンはたくさんあります。ただし、残業代を毎月固定で支払う場合には、のちに未払いと指摘されないためにも、注意点がいくつかありますので、実情を踏まえ固定残業でトラブルにならないように組み立ていきます。
- きちんと労働基準法を守った経営をしたいのですが、ゼロからきちんとして知識を教えてもらえませんか?
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経営者として最低限持ち合わせていなければならない労働法の知識を就業規則の打ち合わせやその後の顧問契約を通じて身に着けていただいております。
- スタッフを採用した場合に、もらえる助成金はないでしょうか?
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スタッフを雇用た場合に、いくつかの助成金を申請することが可能です。
その中でも美容室でよく利用されているのが、「キャリアアップ助成金」です。
この助成金の特徴としては、有期契約で6カ月以上の期間がある方を正規転換し、6カ月以上雇用した場合に申請可能です。ただし、有期から正規転換する場合に、基本的賃金を5%以上アップさせる必要があります。
その他細かい注意点はありますが、まずは社会保険労務士にご相談されるのが早いか存じます。
契約やトラブルに関する質問
- 従業員とのトラブル時に、従業員との会話を録音するのは違法ですか?
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原則として、秘密録音は違法にはなりません。
盗聴と秘密録音は違います。盗聴器をしかけて人の会話を録音するのは、会話を聞かれている認識なく、会話を聞かれることになるので、プライバシー権の侵害になります。
これに対して秘密録音は、自分の声を相手が聞いていることは認識しており、単に録音されていることに気付いていないだけです。相手の声を録音するかどうかは個人の自由なので、秘密録音は、原則として違法になりません。裁判でも証拠として提出できます。
ただ実際には、相手の同意を得たたうえで録音する方がベターです。しかし、「録音してよいか」と尋ねると、「止めてほしい」と言われる可能性が高い場合は、「聞くだけ野暮」でしょう。
録音していることを意識すると本音で話せないこともあります。そのような場合に、秘密録音することもやむを得ないと考えます。
- 美容師のカット練習は、給与を出さないとだめ?
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自主的にカットの練習をしているのであれば、給与を出す必要はないです。
しかし、名目的には「自主的」であっても、何曜日の何時から何時まで練習すると決まっていたり、店長や上司が練習の指導をしていたり、練習中に試験をして試験結果によって昇級がきまったりする場合には、実質的には勤務中に練習をしていたと判断され、給与を出さないといけない場合があります。
- 訪問美容は契約書が必要なの?
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契約は、口頭でも成立しますので、契約書なしで訪問美容をすることは可能です。
しかし、カット料やシャンプー代の支払をどのようにするか、曜日や時間を変更する必要が生じた場合には、いつまでに連絡する必要があるか、顧客との間でトラブルが起きた場合に美容師や施設がどのように対応するかなど、契約条件を予め契約書で定めておいた方が何かあった場合に慌てずにすみます。
できる限り、契約書を結んでおいた方がよいでしょう。
- 「面貸し」って何?
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「面貸し」とは、カットする場所を貸して対価をとることです。
美容室と面貸しを受ける美容師との間には、雇用関係がないのが原則です。美容室が、面貸しを受ける美容師に対して、いつからいつまで待機するよう命じたり、他の美容師の補助や、受付け、会計、電話対応などをさせると、雇用関係があると判断される場合があります。もし、雇用関係があると判断されると、残業代が発生したり、美容師に払った消費税が認められずに修正申告をさせられる場合があります。
- 従業員が独立して顧客を引き抜いた場合、お金を請求できるか?
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従業員には「職業選択の自由」があり、独立することを止めることはできません。従業員を指名していたお客様についても、従業員が独立した後に、その従業員のお店に行く自由があります。ですので、基本的にはお金の請求はできません。
美容室としては、従業員が独立するのは仕方ないとしても、お客様には残っていただきたいと思います。そのためには、従業員との間でお客様を連れて独立しないことを取り決めておくとともに、お客様に対しては、美容室としてサービスを提供するよう心掛けるのがよいでしょう。
- お客様からのクレームがきたけど、どう対応すべき?
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まずは、お客様のお話をしっかり聞くことが大切です。しっかりお話を聞いて差し上げると、それだけでお客様のお気持ちが収まることもあります。何に怒っているかが分かれば、どう対応すればよいか見えてくることもあります。
クレームを言われると、むっとしたり、あせったりしがちなもの。しかし、できるだけ冷静に対応するようにしましょう。
- 従業員がお客様から損害賠償を請求されたけど、美容室が負担するのか?
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従業員がミスをしてお客様に損害賠償をしなければならない場合、会社も連帯して責任を負います。「使用者の責任」です。
ミスの程度に応じて、従業員にも負担を求められますが、美容室にも責任の一端があるケースでは、全額を従業員に負担させることはできません。ビジネスをするうえで、リスクはつきものです。規模が大きくなってきたら、保険に入って自衛することも必要でしょう。
- お店でBGMを流す場合、使用料を支払う必要がありますか?
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市販のCDやインターネットでダウンロードした音源をBGMとして流す場合、その音楽に権利を持っている人に使用料を支払う必要があります。
音楽には、作詞家、作曲家が著作権を持っています。また、歌手やレコード会社が著作隣接権を持っています。
音楽を流す場合、これら権利を持っている人に許可をもらい、使用料を支払う必要があります。多くの音楽は、JASRAC(ジャスラック・日本音楽著作権協会)が管理しています。そのため、実際には権利者と個別に契約を結ぶ必要はなく、JASRACと包括的な契約を結び、まとめて使用料を支払うことになります。