長岡税理士事務所のクライアントである美容室「poppins」様にインタビューをさせていただきました。美容室poppins様は、長年業界で豊富な経験と技術を磨いた二人のオーナーが約2年前に開業されたサロンです。表参道の有名店での修業を経て、独自のスタイルと温かみのあるサービスで幅広い年齢層から支持を集めています。
当事務所では、poppins様の美容室開業時の段階から、開業手続きのサポートや会計業務の構築、融資後の返済計画など多岐にわたるサポートを提供してまいりました。特に「他の美容室ではどうしているのか」という業界特有の疑問にお応えしながら、オーナーお二人が技術や接客に集中できる環境づくりを心がけてきました。
今回のインタビューでは、美容業界での長年の経験から独立に至るまでの道のり、そして開業後の経営における思いをお聞きしました。

美容業界に入られて14年、伊藤様と長洞様が前のお店で一緒に働いていた中で、開業しようという話になったのはどのような流れでしたか?
24歳くらいの時に30歳で独立しようという話になり、数社の美容室で勉強しようという中で表参道の美容室に一緒に入り、2年くらい前に独立しました。
独立しようというのは先に決めていて、その中で、それまでにできることややるべきことを逆算して考えました。過去に働いていた美容室はそれぞれ全く経営の仕方が違うと感じ、経営の仕方と技術を学びました。
例えば経営の仕方で違うと感じたのはどのような点ですか?
例えば1つ目の会社はいわゆるカリスマ美容師がトップにいて、プロモーションの仕方やメディアへの露出などが非常にうまく、会社として成り立っていました。別の美容室は、美容業界と密接ではなく、むしろファッション業界に近いイメージで、業界のイベントやヘアショーなどは一切せず、外部の撮影などが中心でした。お客様も幅広くというよりは、ターゲットを絞って、そこに響く技術とブランディングで戦っているような会社でした。

学ばれたことを踏まえ、お二人で新しいお店のコンセプトイメージをどのように決めていかれたのですか?
美容室のコンセプトを決めるのはあまり衝突しなかったと思います。自然とこういうのがいいよねというイメージを互いに持っていて、それが自然とすり合いました。
お店の名前は2人でそれぞれ2個ずつくらい候補を出し、私たちのお客様にどれが良いか意見を聞きました。何人かのお客様が「ポピンズ」を良いと言ってくれたので、それに決まりました。
見た目が尖っている分、なるべく優しく柔らかく見せたいという思いでポピンズという名前を付けました。
名前もコンセプトも決まり、実際に開業するにあたって、まずどのようなところから着手されましたか?
最初は何から始めるかも分からず、先輩などに相談しました。初めてのことだったので、どういう順番で進んでいくかも分からず、相談していく中で、まずは計画を立てようとなり、そこから物件を探そうという流れで始まりました。
1年ほど物件を探して全然見つからないとなったところに、今の物件がポンと出てきて、そこからすごいスピードで進行しました。前の美容室が駅から非常に近かったので、物件にはお互いめちゃくちゃこだわりました。初めて独立するという思いで、そこは妥協したくなかったです。

開業する時にどういったところで苦労されましたか?
全部大変でしたね。特にお金の面でいうと、今まで見たことのない金額が融資によって口座に入ってきて、それが水のように消えていく時に大きなプレッシャーを初めて感じました。それまではあまり実感がなかったのですが、お金が水のように消えていくのを見て、すごくリアルになったという感じです。
開業した時に長岡税理士事務所に入ってもらったことで、安心できたことや助かったことはありますか?オープン当初からサポートしてもらっていたのですか?
開業の割と早い段階で長岡税理士事務所さんとの付き合いが始まりました。お店の内装にすごくこだわっていたので、お金回りはもう全部お任せしていました。
お金の動き方も全く分からなかった状況で、とにかく色々と教えてくださいとお願いしました。お金のことだけでなく、従業員を雇うのも初めてだったので、必要なものなども相談したらすぐに教えてくれたりして、本当に助かりました。

税務や日々の会計処理のサポートで助かっている部分はどうですか?
インボイス対応の処理なども含めて、事務所のサポートは本当に助かっています。自分でもできると思っていましたが、経理関係は美容室に特化している税理士さんにお願いした方が、自分たちが経営に集中できると思いました。
最初は自分たちでやっていた給与計算なども全部お任せしています。毎月ミーティングがあり、月次決算で今後の事業計画などを数字で細かく見せていただいているので、計画が立てやすいです。日々、数字の重要性を感じています。
今、美容室を経営されている中で、長岡税理士事務所が美容室に強いと感じることで、実際に助かっていると感じることはありますか?
薬剤などの材料について説明しなくてもすぐに伝わるのが一番大きなところです。それだけでなく、美容室を経営している先輩方がたくさん顧問にいらっしゃるので、悩んだ時の相談などもすごく早く、事例を教えてもらって解決できるのは本当に助かります。他の税理士さんだと、業界に詳しくなければ共通言語もなく、用語を調べたりする必要があると思いますが、長岡税理士事務所さんだと、共通言語があるので話が早いです。
分からないことを伝えたら、他の店舗さんの事例を交えながら色々教えてくれるのは本当にありがたいです。
何か特に記憶に残っているサポートはありますか?
美容室の繁忙期・閑散期の流れを理解してくれていることに助けられました。私たちは経営を学んでいたわけではないので、12月に一番良い売上があった時に、「1月は閑散期なので、どの美容室も売上がガクッと落ちるので、落ち込まないでくださいね」と12月の早い段階で言われたのを覚えています。結果的に売上が落ちましたが、事前に言われていたことで、「他の美容室もこんなものなんだ」と思えたのが大きかったです。メンタル的に助けられました。1年目の時は本当にメンタルが不安定になりやすいと思うので、気づかないところで色々サポートしていただいていたのだと感じます。
また、経営2年目の時の話ですが、結構焦るようなトラブルが起きました。二人でどうにもならなくなった時に、担当の方にご相談したところ、所長の長岡先生がそのトラブルに対してすぐに対応してくださり、「大丈夫です、安心してください」と言って、そのトラブルを処理するのに必要な方を紹介してくれました。そして、自らも一緒に対応に入ってくれて、私たちをサポートしてくれました。最後に「大丈夫ですか?」と声をかけて帰られたのがとてもかっこよかったです。
多くの美容室を抱えているのに、今後店舗を増やさない私たちのような一店舗の美容室にも時間を割いて対応してくれたことに感動しました。
結果、そのトラブルはすごくスムーズに対処できました。所長の長岡先生が自らサポートしてくれるのは本当にすごいと思いましたし、自分の会社でもそういう姿を見せるべきだと感じさせられました。経営者としてのお客様一人一人に真摯に向き合う姿勢や心構えを見習いたいと思いました。ヒーローみたいで忘れられないですね。

今後のお店をどのように展開していきたいですか?
店舗のブランディングをしたいという思いがあります。今のお店のキャパシティがいっぱいになったら、また大きいところにみんなで移動していきたいです。スタッフに対してもお客様に対しても、お金儲けに走りすぎず、大切にしていきたいという思いがあります。発生してしまうお金の部分は長岡さんにお任せして、より大きいところで働くスタッフも楽しみながらお客様に対応できる環境を作っていきたいです。
規模を拡大していくとなると、融資を受けないといけないですし、そのタイミングや、どれくらいの売上、キャッシュが貯まってきたら良いかなどの判断を、数字上で示してもらいながらいつも相談しています。いつ、どのタイミングで拡大するか、スタッフの規模や確保などについてもアドバイスをもらっています。
これから開業される方や、今美容室を経営していて税理士事務所の変更を考えている方に、長岡税理士事務所を紹介するとしたら、どのように紹介したいですか?
日々仕事をしている中で、トラブルなども気軽に相談できる環境を作っていただいています。LINEでやり取りもできるので、本当に助かっています。メンタルケアもしていただき、悩んだ時の相談で解決も早く、仕事に集中できます。
最初、長岡さんと別の税理士さんも紹介していただいていました。長岡先生は、お金の管理はもちろん、美容室の経営についてもよくご存知で、売上のことやトラブルが起こりやすい業界であることも理解してサポートしてくれます。経営を勉強していない私たちをしっかりとサポートしてくれるので、長岡さんにお願いして良かったと思っています。美容室には、美容質業界をちゃんと理解してくれる税理士さんがマストだと思います。本業に集中しやすいですし、お金のことだけでなくトラブルなどのケーススタディも教えてくれます。先回りして提案してくれるのは、美容室に特化しているからこそだと思います。
お店に来られるお客様は、どのような年齢層や性別の方が多いですか?また、どのような悩みを持った方が来られることが多いですか?
年齢層は幅広いです。ご家族でいらっしゃる方も多く、お子様からお母様、お父様をご紹介いただいたり、生まれたばかりの赤ちゃんの初めてのカットを任せていただいたり、本当に赤ちゃんから80代くらいまで幅広いお客様がいらっしゃいます。男女比は半々くらいです。
自分が美容師になった最初の頃に、おしゃれな髪型を作りたいという思いを大切にしたいと思っています。お金のことばかりを考えてお客様の幅を狭めたくありませんし、お客様に提案できる幅も狭めたくありません。おしゃれになりたい、かっこよくなりたい、可愛くなりたいけれど、どうしたらいいか分からないという方の相談先になれればと思っています。来てくれるお客様からは「良さそう」「変えてくれそう」という声を多くいただきます。

自分の好みを伝えるのが難しいと感じている方もいると思いますが、どのようにカウンセリングをされていますか?
初めてのお客様だと、自分の好きな感じを伝えるのが難しいと思うので、カウンセリングでは、どのような服を着るのか、普段どのような過ごし方をしているのか、音楽や映画の好みなどをお伺いすることで、ヘアスタイルに繋がるような情報を引き出せるように心がけています。
美容室選びに困っている方、ぜひ一度来ていただきたいです。材料にもすごくこだわっていて、いかに髪を傷ませないかという思いが強いです。髪型や髪質に悩みがある方はぜひ。服が好きじゃないから行きにくいということはありません。お客様の好みを一緒に育てていきたいと思っています。
美容室経営を総合的にサポートする専門税理士事務所として
インタビューにご対応いただきましてありがとうございました。poppins様のインタビューからもわかるように、美容室経営には業界特有の課題や専門知識が必要です。当事務所では、多くの美容室クライアントをサポートしてきた経験を活かし、単なる会計・税務処理にとどまらない総合的なサポートを提供しています。
poppins様には、状況に合わせた節税対策の提案や個人事業からの法人成り、給与計算代行、さらにはスタッフ関連のトラブル対応など、美容室経営に特化したサービスを提供してきました。これにより、オーナーの方々が本来の美容業に集中し、売上向上やスタッフ育成に専念できる環境づくりに貢献できたことを嬉しく思います。

当事務所では、現状分析に基づき、クライアントが目指す未来に向けて常に提案しながら共に歩んでいくパートナーであり続けることを大切にしています。美容室開業をお考えの方には、開業準備段階から、そして経営が軌道に乗った後も、業界特化型の税理士事務所だからこそできるサポートがあります。poppins様のように、本業に集中しながら着実に成長していけるよう、皆様の経営をしっかりとバックアップしてまいります。どうぞお気軽にご相談ください。